2010/11/03

分割式ドライブシャフトブーツ

ジャッキアップして足回りを覗いてみたら何やら右のハブ回りにグリスが飛び散っている。お約束のドライブシャフトアウターブーツ切れだ。実はこないだエンジンが脱落した時に破れかかっていたのをクルマ屋の大将がシール剤で応急処置してくれてた部分だから、長くは保つまいと覚悟していた。 
わかりにくいけど写真の矢印の部分がばっくり割れている。

普通の交換用ブーツは手元にあるんだけど、気付いたのが夕方だからできればドライブシャフトを抜かずに簡単に済ませたい。となると、タイヤを外すだけで交換できる最近流行りの分割式ブーツを使うのが手だ。でもまだ輸入車はごく一部のモデルしか設定されてないし、今後205用が用意されることは永久にないだろう(苦笑)。
そこで、国産車用で似たような寸法のモノを探してみる。ミヤコ自動車製だとM-502G、M-528Gあたりが合いそうだ。今回はたまたま近所のカー用品店にあった(しかも在庫処分半額セール品!)M-502Gを使ってみた。

裂けたブーツをカッターで切って外し、剥き出しになったベアリングに残っている古いグリスをできるだけキレイに拭き取る。

ベアリングに新しいグリスを塗り込んだら分割式ブーツを被せる。そしてブーツの合わせ目部分に付属の潤滑剤を塗って順次嵌め込んでいく。汚れるけどここは素手の方がやりやすい。ちなみに、大径側は内側で嵌め込んでおいてから被せるようにすると簡単。

あとは大径側と小径側それぞれにブーツバンドを締め込んで完成!
・・・よく見たらストラットの下端に完全に当たっちゃってるけど、大丈夫だろうか?

タイヤを付けて車重をかけてみたところどうやらぎりぎりクリアランスは取れているようだ。激しい走り方をしない限りたぶん問題ない・・・ってことにしとこう(苦笑)。







ちなみに、国産分割式ブーツではミヤコ自動車と双璧である大野ゴム工業・オーレッグシリーズは、大径側・小径側共に大きめに作られていて(おそらくブーツ自体は品番問わず共通品)、これに品番ごとに厚みが異なるグロメットと呼ばれるゴムパッキンをかますことでいろいろなシャフト径に対応するようになっている。そのためブーツ自体のサイズが大きくて、ただでさえスペースがギリギリの205には向かない。もちろん、まさか205に流用されるとは思ってもいない大野ゴム工業さんには罪はないけど(苦笑)。

3 件のコメント:

ないし さんのコメント...

ミヤコだとM-515Gを使った事あります。
ですがM-502の方がちょっとだけ小さいみたいですね。
どちらにしてもジャッキアップした状態ではドラシャに触れますね。

まぁ、降ろした状態ではスペース空きますのでジャンピングスポットで…というような事でもない限り擦れる事は無いと思います。
問題は耐久性と言われてますがウチのはまだ大丈夫です。4年めだったかな?

でも、おーしまさんならドラシャ抜いて継ぎ目のないブーツにして欲しいですね。(笑)
サイドスリップなんかテスタ通さずとも分かるでしょう? (爆)

アマサ さんのコメント...

こんにちは、私の205GTIも昨日右ブーツが切れているのを発見しました。
私も同じものを使い自分で交換しようと思っておりますが、その後の経過はどうでしょうか?

おーしま さんのコメント...

>ないしさん

耐久性、4年大丈夫なら問題ないですね(^_^)。どうせそれまでには他にもあっちこっち壊れるんだろうし(笑)。

継目ナシは手持ちにあるから実は最初はドラシャ抜こうとしたんですわ。そしたらハブナットが固いのなんの(^_^;。前回ショック交換した時にはそんなにガッチリ締め込んだつもりはなかったんだけど、どうやらこないだエンジン落っこちた時にクルマ屋の大将が親心からあらゆるボルトナットを増締めしてくれたみたいで(^o^;、めんどくさくなって今回は分割式に逃げましたf^_^;。


>アマサさん

あれから1000km近く走ってますが、今のところ問題ないみたいですね。縁の下を覗く機会はどうせこれからもちょくちょくあると思うのであんまり心配はしてません(苦笑)。